核融合 nuclear fusion 2004 11 30
核融合を、石油に代わる「新しいエネルギー」とするならば、
レーザーによる核融合が妥当だと思います。
研究用ならば、いくらコストがかかっても、
あるいは、いくら巨大な装置となっても、問題ないでしょうが、
実用化を考えるならば、コストと小型化を考える必要があります。
小さな太陽 small sun 2004 11 3
太陽のような環境を、どうやって作るか。
それは、レーザーで可能です。
日本は、こうした技術については、得意分野でしょう。
核融合は、今世紀末の技術ではありません。
今世紀中の技術です。
しかも、小型化できる技術です。
21世紀は、「太陽の時代」と呼ばれるかもしれません。
さて、次の技術は、重力だと考えています。
「レーザのスポットを、レンズで、さらに絞ると、
太陽表面の100倍ものエネルギー密度となる」
「波長1.06ミクロン、出力500ワットのレーザを、
0.3ミリメートル径のスポットに絞ると、
1平方センチメートル当り708キロワットという高いエネルギー密度になります。」
「これは、太陽表面の100倍に相当します。」
「こうした小さなスポットに、きわめて高いエネルギーを集中できるという性質は、
(中略)、レーザ核融合などへの応用が試みられています。」
参考文献 「レーザの本」 小林春洋著 日刊工業新聞社
科学 science 2004 6 27
今日(6月27日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「極小泡 新ビジネス泡立つ」
「不思議なマイクロバブル」
「普通、泡は、ゆらゆら上昇して、水面で、はじけて消える。」
「ところが、マイクロバブルは上昇するうちに、どんどん小さくなり、
最後には水中に消える。」
「しかも、消える瞬間、泡の内部は、
太陽表面に匹敵するセ氏数千度の高温と、
世界一の深海底の水圧より、はるかにしのぐ数千気圧の高圧になると考えられている。」
記事では、このマイクロバブルを、殺菌や魚の養殖に使えるという紹介があります。
私だったら、このアイディアを、別の用途で考えます。
実は、ここ数年、悩んできたことがあるのです。
たとえ、一瞬でも、
「太陽表面に匹敵するセ氏数千度の高温と、
世界一の深海底の水圧より、はるかにしのぐ数千気圧の高圧になる」ということが気になります。
私は、昔から、超高温と超高圧の環境を作る方法はないかと考えていました。
科学というものは、いつかは、ブレークスルーがあるのですね。
海には、豊かな資源があります。
たとえば、重水素にリチウムなどです。